”低反発ウレタン系マットレス”は、その機能的要素として「骨格・身体ラインを保った寝姿勢」
を作ることができるのが最大の特徴となります。ゆえに、”身体ラインの凹凸が大きい体型”で
あったり”骨格の歪が大きくなっている人”にとっては、身体ラインをキープしてくれることから、
負荷が軽減されることになるのです。”骨格の歪が小さい人”であれば、やはり理想的な姿勢に
誘ってくれるような力(反発力)があったほうが、良き骨格姿勢を保つことに繋がるのですが・・。
”骨格の歪み矯正”を別の話とすれば、歪みが大きな状況に対して、力が加わること(反発力)
は身体の痛みを感じさせてしまう要因となるわけです。
また、主たる寝姿勢が「横向き」の人は、体の下敷きとなってしまう”腕・肩”などが邪魔となる
もの。反発力が高いマットレスだと、腕・肩・首の痛みをもたらしてしまう(自分の体の下敷きと
なってしまうため)ことに繋がりやすいのです。対して、”低反発マットレス”の場合には、
横向き寝姿勢となったときに、下敷きとなっている、腕・肩が”沈み込む”ため、身体の負担が
軽減されることとなるのです。
ただし、そんな特性を活かすためには、環境条件が必要となるのが”低反発ウレタン系マットレス”
の特徴となります。気温が高すぎると”極端にマットレスが柔らかく”なり、気温が低すぎると
”マットレスが固く”なります。また、湿度が高いと”マットレス内の湿度も高まり”不快感を
感じさせてしまうようになります。
日本の生活環境下で使用するには、エアコン利用を含めた、温度管理・湿度管理が必要となる
ことは認識しておいていただければと思います。